仕事でポンコツだと感じる時間が長すぎる
「ときどきそう感じる」と「一日中そう感じる」は別の状態です。
前者は誰にでもあります。 後者は、たいてい配置が合っていません。
一日の中身を数えてみる
感覚ではなく、時間で数えると分かることがあります。
できている時間 = 手が動いている。迷っていない
詰まっている時間 = 何をすべきか分からない/確認待ち/やり直し
詰まっている時間が半分を超えているなら、それは能力の話ではありません。
内訳を見ると、たいてい次のどれかに寄っています。
| 詰まりの種類 | 実際の原因 |
|---|---|
| 何をすべきか分からない | 指示が抽象的。手順が存在しない |
| 確認待ちで止まる | 決裁者が不在。返信が遅い |
| やり直しが発生する | 仕様が固まる前に着手させられている |
| 割り込みで中断する | 同時処理が前提の配置になっている |
どれも本人の努力では動きません。 それでも結果は本人の名前で記録されるので、当人には能力の問題に見えます。
合っていない配置の見分け方
同じ会社の中でも、部署や担当によって必要な能力はまったく違います。
・自分が詰まる場面が、いつも同じ種類か
→ Yes なら配置の問題。No なら経験の問題(時間で解決する)
・同僚も同じところで詰まっているか
→ Yes なら仕組みの問題
・前の職場では回っていたか
→ Yes なら明確に配置の問題
3つ目が最も強い判断材料になります。 同じ人が、同じ能力で、前は回っていました。 変わったのは環境だけ、という事実は動きません。
動かせる範囲
配置は自分では決められませんが、周辺は動かせます。
| やること | 効き方 |
|---|---|
| 詰まる種類を特定して、上司に具体的に伝える | 「できません」ではなく「口頭指示だと保持できません」 |
| 手順書を自分で作って共有する | 自分が楽になり、評価にもなる |
| 割り込みの時間帯を交渉する | 「午前は集中作業に充てたい」 |
| 異動の希望を出す | 通らなくても、意思表示の記録が残る |
1行目の言い方が重要です。 抽象的に訴えると「やる気の問題」として処理されます。 具体的な工程名で伝えると、配置の話として扱われる可能性が出てきます。
時間の重みについて
書いておきたいことがあります。
起きている時間の半分以上を、仕事に使っています。 その時間の大半を「自分はできない」という感覚で過ごしているなら、 それは仕事の問題であると同時に、生活の質そのものの問題になります。
「給料をもらっているのだから」で片づけられる量ではありません。
判断の目安
・詰まる種類がいつも同じ → 配置の問題。異動か転職で解決しうる
・同僚も同じところで詰まる → 仕組みの問題。個人では解けない
・前の職場では回っていた → 環境の問題。ほぼ確定
・体調に出ている → これ以上の検討は不要