ポンコツはモテるのか、モテないのか
この問いには、両方の答えが出回っています。
「隙があるほうが好かれる」と言われる一方で、 「頼りない人は選ばれない」とも言われます。どちらも実例があります。
分かれているのは、ポンコツの度合いではありません。
成立条件は3つある
ポンコツさが魅力として働くには、条件が要ります。
① 何か一つ、明確に得意なものがある
② 失敗が実害を出していない
③ 自覚があって、隠していない
3つ揃うと魅力になり、1つでも欠けると欠点になります。
① 得意なものがある
これが土台になります。 「全部ダメ」は魅力になりません。 一点でも人より抜けた部分があると、その落差が「かわいらしさ」として読まれます。
逆に言えば、ポンコツさが魅力として機能している人は、 実はどこかで有能なのだと見られています。
② 実害が出ていない
料理を焦がすのは笑い話になりますが、家賃を滞納するとなりません。 線は明確で、その失敗を第三者が被っているかどうかで切れます。
③ 隠していない
いちばん効くのがこれです。
できないことを認めている人は、周囲が構えなくて済みます。 逆に、できないのに取り繕う人は、周囲が代わりに緊張することになります。 これが「一緒にいて疲れる」と言われる正体で、 ポンコツかどうかとは別のところで嫌われます。
モテない側に回るとき
上の裏返しになります。
| 状態 | 何が起きるか |
|---|---|
| 得意なものがない | 落差が生まれない。ただ頼りない人になる |
| 実害が出ている | 相手が管理役に固定される。恋愛感情が保守作業に変わる |
| 隠している | 見ている側が疲れる |
| 自称を繰り返す | 予防線として使われていることが伝わる |
4つ目を書いておきたいと思います。
「私ポンコツだから」を先に言うのは、失敗したときの保険として機能します。 一度なら愛嬌ですが、繰り返すと責任を引き受けない宣言として届きます。 これはかなりはっきり嫌われるポイントで、 本人がいちばん気づきにくいところでもあります。
性別による差
多少あります。
- 女性のポンコツは属性として肯定されやすい(創作の影響が大きい)
- 男性のポンコツは役割の不履行として読まれやすい
ただし、これは初期の印象の話でしかありません。 関係が続く段階に入ると、どちらも上の3条件だけで判定されるようになります。
結局のところ
ポンコツかどうかではなく、ポンコツをどう扱っているかで決まります。
自覚があって、隠さず、返すものがある人は、 ポンコツでも好かれます。というより、 その3つができている時点で、それはもうポンコツではないのかもしれません。